思春期の一枚！！

今お店でかけてます！！

このアルバム、15歳のころベンリー作。

彼はたぶん同級生か、一つ年上で、同じ年でこんなことをやってる人がいることにビックリしたのと、演奏がすごく上手い！とかじゃない、微妙なローファイ加減の中にある甘酸っぱさを感じて、ぼくは昼間からシャッターを閉めて部屋にこもって聴いていました。

ちょうどそのころ中学3年間の熱いサッカー部引退で、みんな受験で忙しくなって、路線がずれてるやつらもだんだん俺も勉強なんっつって言い出して、忙しくなって、なんだかなって～、元気にグリーンデイとか、オフスプリングとかNOFXでふっ飛ばせばよかったんだけど、そうでもない時季。

そのころ、あのTREE型の芳香剤も流行っていて、赤いイチゴの匂いがするとベンリーのグランポウウッドを思い出して、真っ暗闇のあのイチゴフレイバーの15歳部屋にタイムスリップしてしまう。

今、友達は乞食まがいのヒッピースター。

今、ベンリーはインディーポップスター。

今、僕はちいさなレコード店にいる。

思春期の一枚！たとえどんなものであれ、大切にしたい。

そして新しいＣＤやレコードを買いにいけばいい。