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HOLYFUCK / LP
 
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カナダはトロント出身のバンド、HOLYFUCK。
 
ここ最近かなりのヘヴィー・ローテーションぶりでして。
 
このアルバムのリリースは去年か一昨年くらい(?)だしフジロック09にも出演しているので俺が今ハマッているのはかなり遅れているのだと思いますが、そんなことは関係ない!
 
ヤバイもんはヤバイ!!!!!
 
そんな興奮状態がここ最近続いております。
 
エレクトリカルなサウンドに最高にタイトなドラム。サイケでダンサブル。シンプルゆえに内側にグイグイ食い込んでくるテンション。
 
勝手に例えるなら、バトルス+ボアダムス+!!!(チック・チック・チック)+クラウト・ロックみたいな。
 
彼らはこのエレクトリックなサウンドをプログラミングなしで生演奏するらしい…。これ聞いたらこのCDが何倍も興奮できません?
 
俺は実際ライヴを見たことないけど、これ知ってから聴いたら鳥肌立ちました。
 
特に6曲目が凄まじくアガりまくり!
 

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<<営業部長の勝手にレコメン>> FOREIGN BORN / PERSON TO PERSON     

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以前はDIM MAKからリリースしていたLAの4人組インディ・ロック・バンドの(おそらく)2ndアルバム。 

    GRIZZLY BEARのED DROSTEもお気に入りというだけあってカントリー/フォークな要素も窺わせますが決して地味ではないポジティブな空気が充満した作品です。 

 メランコリックなメロディを気持ち良さそうに歌うボーカルと美しく哀愁を誘うコーラスが、懐かしさ漂うインディー・ポップなサウンドとワイルドなドラミングに絶妙に絡みついて心地よく響きます。    

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THESE ARE POWERS / ALL ABOARD FUTURE

these-are-powers-telepathe-teengirl-soft-circle-26.jpg今、ブルックリンという街ではいったい何が起きているのでしょうか?
 
バトルスやアニマル・コレクティヴ、ブラック・ダイスから始まりギャング・ギャング・ダンス、アクロン・ファミリーなどなど刺激に満ちたバンドを輩出しまくっていて、まだまだ続々とやばい音をならしているバンド が日々現れているわけですが。



彼らTHESE ARE POWERSもそんなブルックリンから現れたアヴァンギャルドで危険な存在。
 インフォメーションにはギャング・ギャング・ダンスmeetsシルバー・アップルズなんて書いてありまして、しかしながら僕自信シルバー・アップルズ未聴のためなんとも言えませんが、ギャング・ギャング・ダンスという部分は良くわかります。

たしかに「似てるな」と思う部分も少なからずで、とくに破天荒なボーカル・スタイルはまさにギャング・ギャング・ダンスの「ゴッド・マネー」を彷彿したりもしますが、二番煎じという感じはしません。
たぶん、この手のジャンルってまだ完全に開拓されていないというか出尽くしていない感じがあって、例えばアニマル・コレクティヴを「フリー・フォーク」なんて呼んでる時期もあったけど、あれって「フィールズ」だけの話であって、常にスタイルを進化させている彼らの音をカテゴライズするのはかなり難しいし、バトルスにしてもポスト・ロックの代名詞みたくはなっているものの所謂モグワイ等のポスト・ロックとは全く別もの。

アクロン/ファミリーもフォーキーなメロディを含んでいるというだけでファンク、ノイズ、ハードコアなど様々な要素が入り乱れた音楽です。 それぞれが独自の切り口で音楽を鳴らしていて、ルールや定義みたいなものがないからこそ、例え似ていたとしても、あくまで刺激しあった結果生まれた必然なのではないかと思うわけです。

そして、そんないい状態のシーンの中から出てきたこのTHESE ARE POWERSが悪いわけもなく、素直にカッコイイなぁと。
 
まだまだワクワクしたいって方には特にオススメです。

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90 DAY MEN 
 
 
 
※2002年2月リリース。
 
 
シカゴの4ピース・バンドの2ndアルバム。
 
営業部長にとってこのバンドはかなり重要でして。
 
ポスト・ロック的な括りで語られたり、スリント以降なんて言われたり様々なんですが、僕からしてみますと90 DAY MENて90 DAY MENでしかないと思うんです。
 
たとえ90 DAY MENのメンバーが他のバンドを始めても(実際にやってますけど)当たり前ですがそれはもう90 DAY MENじゃないんですよ。
 
要するに、それほどこのバンドには素晴らしい人材が集まっていて、バランス良くその個性が絡み合っているわけです。
 
知的でありながら攻撃的な側面が見え隠れするギター、不穏な空気を重厚に漂わせるベース、さらりと耳に馴染みグッと心を鷲掴みにするピアノ(キーボード)、楽曲をぐいぐい引っ張るタイトなリズム。
 
そこに狂気的な奇声とも言えるでもしっかり歌っている高音ボーカルと呟くように力の抜け具合が絶妙な低音ボーカルが乗っかっていて世にも奇妙な感覚と共に胸の内側から沸々とマグマのようなテンションが煮えたぎってきてしまうわけです。
 
このバランスはマジで奇跡でしょ!
 

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PENFOLD 
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誤解を恐れずに言うならば、このアルバム、かなりエモエモしい。
 
まぁ、エモエモしいってなに?って話しですが、ボクの中での“エモ”なサウンドって、まさにこれ。
 
ギター・アルペジオが2本絡み合って、ベースはしっかりと空気を作り上げ、ドラムはタイトにビシッと決めてくれて、ボーカルは切なくしっとりと。
 
そして感情が爆発するように荒々しくディストーション・ギターが鳴り、ボーカルもそれと共に感情的に歌い上げる。
 
普通なら“飽き”に繋がるこの“静と動”のシステムを楽曲の良さでバッチリ色褪せない曲へと昇華しちゃった名盤。
 
今の時代には響かないのかなこういうのは?
 
でも、埋もれてしまっているだけで、この音にビビビっとやられちゃう若者もたくさんいると思うんですよ。
 
ボクは未だにこのアルバムを聴くと内側から何かが込み上げてきます。

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00ebc034.jpgジョン・マッケンタイア(トータス)がプロデュースした1stアルバム『Law』がインディー/ポスト・ロック・ファンの間で話題となったクーガーの2ndアルバム。
 
僕自信は1stアルバム未聴のため変化や進化的なことはわかりませんが、この2ndアルバム、かなり名盤。
 
1stアルバムでジョン・マッケンタイアがプロデュースしていたというだけあってトータスっぽいスタイリッシュさもありつつ、ギター・アルペジオの叙情的なメロディや荒々しさも随所に感じられて、モグワイや65デイズ・オブ・スタティック、残響レーベル系のアーティストが好きな方により迎えいれられそうなサウンドです。
 
そして、ボクがこのアルバムが名盤と感じた最大の理由は『バランス』の良さ。
 
耳に残るメロディ・センスも素晴らしいし、もちろんそれありきのバランスですが、本当に絶妙なんです。
 
まず、使用する音のバランス。
 
ギター、ベース、ドラムを軸としたインスト・サウンドではありますが巧にエレクトロニクスを絡め、ときには美しいコーラスもでてきたり。その絡ませ方がまったく嫌味がなくて飽きません。
 
次に、リズムのバランス。
 
抑えるところは抑えて、前に出るときはとことん派手に、そして軽快に興奮させてくれる感じ、これがたまらない!
 
最後は、楽曲のバランス。
 
基本は所謂ポスト・ロックなサウンドですが、スタイリッシュであったり、ドロッとオルタナティヴであったり、メタリックであったり、ビューティフルであったり、そんな楽曲たちが一枚のアルバムにすっぽり収まっちゃってる贅沢な感じ。
 
 
たぶん、曲単位で聴くよりアルバムとして聴いた方が彼らの懐の深さがわかると思います。
 
気になる方は是非チェック!

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c23df821.jpgEPIC45のニュー・アルバムが9月にリリースされるみたいで。
 
今その音源を聴かせて頂いてるわけですが…。
 
 
確実に最高傑作ですね、これ。
 
とくに新しい試みがあるわけでもなく、ただただ優しいアコースティック・エレクトロニカな作品ですが、とてつもなく曲が良い!
 
ひたすら癒され、ひたすら泣かされる…
 
今のところ〈個人的2009年最も感動できるアルバムで賞〉最有力候補です! 
 
みなさまチェック漏れ厳禁です。

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FRAGMENT / IS YOUR TRUTH CARVED IN THE SAND?
 
2009/8/19リリース予定。
 
ローラやゴッド・イズ・アン・アストロノーツなどをリリースしているポスト・ロック・レーベル、ハッピー・プリンスから、また素晴らしい作品がリリースされます。
 
このハッピー・プリンスというレーベル、いい意味でかなり泥臭いポスト・ロック・バンドばかり見つけてくるんですよね。
 
このフラグメントも例外ではなくかなりドロドロ。
 
でもそのドロドロ(重々しいディストーション)の世界にはなんとも美しい光が射し込んでいて、その光に誘われるように心も身体も浮遊していくような感覚に襲われます。
 
イェスーやアルセなどのドローン系とシューゲイザーの間をいく感じに近いです。
 
もしくは、
 
ニューロシス、アイシスの重さでシガーロス張りに神々しいオーラを放つライド(初期)って感じ?
 
 
最近はこういう音も少なくないので真新しさはあまり感じませんが、このバンドはホントに“質”が良いです。
 
ズッポリはまっちゃいましょう!

(店員)営業部長!久しぶりです。
このひとなんだかひとりでやってるっぽいですね、かっこいいっすっ、かっこいえすー!

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THERESA ANDERSSON / HUMMINGBIRD, GO!
 20090603121358.jpg
 






 
 
※2008年9月リリース
 
なんでも一人で出来てしまう女性ってかっこいいですよね。
 
炊事洗濯はもちろん仕事もバリバリやってプライベートでも趣味や旅行に時間を使って楽しんでるみたいな。
 
そういう女性は輝いて見えるものです。
 
 
このテレサ・アンダーソンがそういう女性かどうかはさておき、彼女もなんでも一人でやっちゃう女性ではあります。
 
しかも自宅キッチンで。
 
どういうことかというと。
 
自宅キッチンにドラムやマイクやループ・サンプラーを配置してアコースティック・ギターを構える彼女。
 
ドラムをループさせたら、次はコーラスをループさせて、という感じで徐々に曲を一人で構築。 
 
その姿はまさになんでも一人で出来てしまう女性なのです。
 
この映像が反響を呼び、Youtubeでは70万以上のヒット数だそう。
 
でも、ただ一人で出来るからすごいってわけではありません。
 
単純に曲がいいんです。
 
ときに力強く、ときに優しく、ときに寂しく、彼女の歌声が心地良いんです。。
 
デヴィッド・バーンも彼女に注目し自らの作品にゲスト参加してもらったとか。
 
ファイスト、ニコール・アトキンスやジェン・ウッド、さらにはビョークまで感じさせる才女が現れました!

 

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PETER BRADLEY ADAMS / LEAVETAKING
 
 
 20090520233849.jpg
※2008年8月リリース。
 
いつもの「勝手にレコメン」とは若干違った種類のアーティストだとは思いますが、とにかく内容がいいので紹介させていただきます。
 
アコースティック・ギター弾き語りスタイルのSSWですので、サウンドは非常にシンプル。
 
ピアノ、バンジョー、アコーディオン、オルガン、ドラムなど多彩なアレンジではあるものの軸となっているのは彼の“歌”。
 
多彩な楽器達もあくまでその“歌”を引き立たせるためのものであり、しっかりとその役目を果たしています。
 
たぶんアコースティック・ギター一本でアルバムを作ったとしても素晴らしい作品になることは明白といった感じ。
 
そしてなにより素晴らしいのはその“歌声”でありその“歌い方”。
 
囁くように呟くように吐き出される肩の力の抜けた歌い方が胸の隙間にすぅ~っと入り込んで沁み込んで夕暮れどきのような切なさを優しく運んできちゃうわけです。
 
こんなの泣かずにいられないわけです。
 
いい歌にはジャンルなんて関係ないと思いますが、これこそまさに。
 
普段は、ハードコアしか聴かねぇって人も、エモっ子も、ポストロッキンな人も、ミニマル、アンビエントにどっぷりな人も、UKバンド大好きっ子も、I LOVE USインディーな人も、たまにはいいと思います。

店員「それにしても変なジャケットですね、この内容からするとギャップにビックリぎっくり。」

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