HARUKA NAKAMURA / GRACE
所謂エレクトロニカ/アンビエントなアーティストってスゴイですよね。
人工的な楽器と生な楽器を組み合わせて自然な音楽を生み出してしまうわけですから。
まぁ、こんなの今となっては当たり前なことなのかもしれませんが、久しぶりにこのアルバムをしみじみ聴いていたら、そんなことを思ってしまったわけですよ。
ピアノとか、アコギとか、子供たちの声とか、包容力のある女性ボーカルとか…ずるいなぁ…弱虫な僕は泣いてしまうよ…。
でも、このアルバムで泣いてしまった人は結構多いんじゃないかな…
きっと弱虫じゃない人なんてそんなにいないでしょ?
普段強がってるあなたも、たまにはいいと思いますよ、泣いたって。
音的に、というより空気的なものがBOOKSとかHERIOSとかの感覚に近いものを感じます。(もっと近い例えがあると思いますがこの辺はあまり詳しくないのでスイマセン)
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つい最近たまたま¥200という破格で見つけたので思わず救いの手を差し延べたこのアルバム。
好き嫌いは別れるとは思いますが、素晴らしいじゃないですか。
定価でも買いです。
もともとコアなインディー・ファンにはちょっとは知られているバンドで、他にも昔、EPを1枚購入したことがありましたがその時は今ほどピンとはこなかったんですよね(単に内容の問題かもしれませんが…)
でもこれはピンときちゃったなぁ。
なんか今こそ聴かれるべきなのでは?とさえ感じます。
内容に触れますと、チェロやら、バンジョーやら、ピアノやら、エレクトリック・シタールなるものまで操りながらも至って滋味深く1曲2~3分前後という潔い時間で“歌”を聴かせてくれます。
最初に好き嫌いが別れると書きましたが、その最大の理由はヴォーカル。
低音でじわじわと染みるなんとも味わいのある歌声なのですが、こういうのわかるのっていろんな音楽聴いてグルッと一周してからなのかなぁって勝手に思うからです。
でも、その“良さ”に気付いちゃったらたまらなく癖になってしまうからさぁ大変。
じゅわぁぁぁって体全体に染み込んでいくのがわかるんですよねぇ。
こういう音楽ってとっても大切!
隠れた名盤見~っけた。
baba「そろそろ私も出張しまーす!!」
二人で「このドドンパぶっこんでくれっ!!」
baba「そろそろ私も出張しまーす!!」
二人で「このドドンパぶっこんでくれっ!!」
まだまだぶっこみ!!!
なんだかんだで2008年に1番聴いたアルバムはこれでした。
とはいえリリースは2007年なんですけど、要するにず~っと聴きまくってます。
常に持ち歩いてます。
それくらい自分の中では完璧に近いアルバム。
ポスト・ロック/インストゥルメンタル・ロックの理想形ではないかと思います。
シリアスなギター・アルペジオや、高揚感溢れるディストーション、マスロッキンなリフ、変拍子、切ないキーボード、プログレッシブな展開…長尺な楽曲に全てを詰め込みながら自然に繋がっていく様は圧巻の一言…
一曲の中で様々な景色が流れていくようなそのスタイルは長尺ながら“飽き”を感じさせず、普通なら何度か聴くと訪れるポストロック特有の“慣れ”もこのアルバムには皆無です。
その理由は、このアルバムに含まれたあらゆる要素の絶妙なバランスにあるのではないかと思います。
高揚へと向かう“タメ”のパートでの無駄のなさ、情景的なパートでの心地よさ、随所でうまくツボを突くリフ、そして全体に漂うライヴ感。
このバランス感覚が素晴らしい。
ライヴを想像しながら聴くと尚更素晴らしい。
モグワイ以降の「とりあえず静から轟音やればOK」みたいな風潮の中、同じ土俵でここまで他のバンドとのセンスの差を感じさせてくれたのは個人的には“トレーサー AMC”以来ですね。
「キツネ狩人」という意味があるのかないのか気になる名前でプリップリの80'sシンセ・ポップを 奏でるデュオ、THE FOXGLOVE HUNT。
正直この手の音にはお腹いっぱいだし、「まだやるんすか…」って軽く冷めた目で見てしまう今日この頃。
だからこのアルバムを最初に再生したときも、イントロの音を聴いて「はいはい」ってな感じ。
しかし、このデュオ…サビのメロディーが絶品。
「おっ、この感覚は久々だぞ」と思いグイグイと聴き進めると、まったく捨て曲なし。
もともとニュー・ウェーブ・リバイバル前夜にオヴァ・ルーベンやアンタークティカで「ニュー・ウェーブってこんなにロマンチックで胸を締め付けるんだ」と気がついたのはいいものの、それ以降のバンドは必ずといっていいほど『踊れる』というキーワードに固執しすぎているようにも感じてしまい、その結果「もうお腹いっぱい」となってしまっていたわけです。
さらに、メロディーを重視したバンドはポスタル・サービス風なエレ・ポップ~エレクロニカばかりでやはり「お腹いっぱい」な状態…。
たくさん素晴らしいバンドはいますが2番煎じが続いて何番煎じかもわからなくなってくると『とりあえず流行ってる音』を出すバンドが蔓延してしまっているような気がして『この音が好きだから出す』っていうシンプルな情熱が希薄になってるように感じてしまうんですよね。
その点このデュオはニュー・ウェーブといっても所謂『ダンサブル』なものではなく『メロウ』な空気を大切しているし、完全にメロディー重視ながら『流行り』のエレ・ポップとは一線を画していて純粋な『80's愛』が感じられるのですよ。(実際に彼らはペット・ショップ・ボーイズとニュー・オーダーをこよなく愛してるそうです。)
だからこそ、こちらとしてもそのロマンチック剥き出しなシンセ・サウンドにズブズブとのめり込んで泣きそうになっちゃう…。
この切ない感覚って上にも書いたオヴァ・ルーベンに近いですね。
THE FOXGLOVE HUNTの方がキャッチーですけど。
実際に、このTHE FOXGLOVE HUNTのロニーはエモコア・レーベル《TOOTH & NAIL》のJOY ERECTRICというバンドのメンバーでもあり、クリスティー・フロント・ドライブから発生したオヴァ・ルーベンとはエモ畑出身ってところも共通してます。
未だに『エモ』の底力を信じて止まない自分にとっては大切な共通点だったりもします。
大きなヒットを飛ばすこともなく地味な扱いでも、こうやって素晴らしい作品を作れる人がたくさんいるからこそ音楽ファンがやめられない。
暫くは甘く切なくロマンチックな夜が過ごせそうです。
baba「はやいところこの一枚ぶっこんでくれっ!!」
今やエモ・キッズからも絶大な支持を受ける名門TOOTH & NAILから2007年にリリースされた本作。
このバンド、TOOTH & NAILの中ではかなり地味というかある意味TOOTH & NAILぽくないです。
ジャケットの案内にはデスキャブやピンバック、レッド・ハウス・ペインターズが挙げられていましたが、かなり納得。
アコースティック・ギターやピアノを軸にメロディーが際立ったインディー・ロックで、エモというよりはUSインディーという表現がしっくりくる感じです。
1度目より2度目3度目の方がより味わい深く聴こえてくる良質なメロディー(歌声はデスキャブ似)は派手さはないものの確実に染みます。
後期ゲット・アップ・キッズ辺りでグッときた方にもオススメですねぇ。
埋もれてしまうには勿体ない!
現場担当baba「本当だ!」「それなりになり、うもれちゃってて、もったいない!」
「よく聴いて、聴いて、」
二人揃って「この一枚をぶっこんでくれ!!」
現場担当baba「本当だ!」「それなりになり、うもれちゃってて、もったいない!」
「よく聴いて、聴いて、」
二人揃って「この一枚をぶっこんでくれ!!」
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